日商簿記はオールマイティ? 

ところで。私は当たり前のように「簿記2級」と書いていますね。「簿記」とは「日商簿記」のことですけど、実は世の中にある簿記試験は、これひとつだけではありません。

・日商簿記(「日本商工会議所」の管轄)
・全経簿記(「全国経理教育協会」の管轄)
・全商簿記(「全国商業高校学校」の管轄)

この3種類が有名ですね。

もっとも、今なら4種類だという認識のほうが正しいかも。次の種類もありますから。
・日ビ簿記(「日本ビジネス技能検定協会」の管轄)

でも私は、日商簿記以外の種類の簿記を受けようとはまったく思いませんでした。最近も、簿記の相談を受けたときは必ず日商簿記の2級を受けるようにアドバイスしています。

日商簿記と、その他の簿記の決定的な違いって? 

その理由は明白なんです。なぜならば、日商簿記試験以外の簿記では、使い出が足りないんです。

世の中のほとんどの人は、「簿記」イコール「日商簿記」だと解釈しています。残りの3種類のことを言いたいときは、「簿記」と略してはいけないんですね(絶対に日商簿記のことだと誤解されてしまいますから)。

ですから、わざわざ日数をかけてその他の種類の簿記を取得しても、あまり使い道がないでしょう。履歴書に書いても、あまり人事の人たちに興味を持ってもらえないと思います。

まあ世の中は広いですから、特殊な簿記のスキルを持っていることを評価する会社だって探せばあるでしょう。
でもそれはものすごく少数のサンプルですから、あまり期待する価値はないでしょうね。

結論としては、今から簿記を受ける人が日商簿記以外の試験を選ぶ理由は、めったにないだろう、ってことです。

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