簿記2級試験問題の毎回変わらぬ内容とは

みなさんは、何故、日商簿記2級を取得しようと思ったのでしょうか。

簿記2級試験は毎回のように難易度が変わってしまうといった困った特徴がありますが、幸い問題の形式なんかについてはある時期からほとんど変わっていないです。せっかくですから、毎回どのような試験問題が出ているのか説明しましょう。

簿記2級の試験の大きな区分「商業簿記」と「工業簿記」

・商業簿記
商業の基本は、「品物を買ったり仕入れたりして用意する」「品物を販売する」、この2段階に集約されるでしょう。どんなビジネスにおいてもこの基本があてはまらないことはありません。 商業簿記では、この流れを正確に、手際よく記録していくことが重視されると思ってもいいでしょう(それを行うための手段が、勘定科目の「仕訳」ですね)。

・工業簿記
工業簿記でも、仕入れと販売のふたつの流れが大切な点は変わりません。とはいえ、ただ「仕入れる」だけではありません。工業ですから、仕入れた材料をもとにして製品をつくるという工程がプラスされます。「原価計算」や「勘定連絡図」という考え方が加わり、商業簿記よりも難易度は上がると思って間違いありません。

それではこの2通りの問題がどのように出題されるのでしょうか? 
近年の簿記2級では大問が5つ出されます。

5つの問題それぞれで、よく目につく傾向とは?

・商業簿記の問題:第1~3問
第1問では仕訳問題が頻出しており、仕訳の練習は徹底してやっておかないと思うように解けません。
第2問では、帳簿組織の問題が中心です。伝票会計の問題もよく出てきますが、これらについてはそれほど対策が難しいものではありません。しかし特殊仕訳帳の問題も出てきますが、これは時間をかけて取り組む必要があります。
第3問では総合的な問題を出すところです。といっても精算表や損益計算書を作成するための問題が中心で、その原点となるのは第1問に出てくる仕訳の理解です。財務諸表の作成を要求されることも多いです。

・工業簿記の問題:第4~5問
第4問は、比較的雑多な問題が混在しやすい場所となっています。勘定記入と仕訳、そして費目別計算・原価計算といった具合に比較的予想がしづらいところでもあります。
その意味では第5問も予測や対策に手間取るところといえます。原価計算の問題が大半を占めているのですが、その種類がかなり多く、時間をかけて勉強しないと成果は上がりません

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