簿記2級の合格率があらわす難易度の実際

簿記2級試験に受かる道はじゅうぶんに確立されています。しかし試験の難易度が楽だとはちょっといえません。簿記2級の試験の合格率をよく観察すると、その難易度の具体的な目安もわかるかもしれませんね。

ここでは、過去5年間の日商簿記2級試験(1年に3回試験があるため、合計で15回分)の合格率を引用したいと思います。

受験者の数 合格者の数 合格率
第123回目 74,371名 28,565名 38.4%
第124回目 66,330名 8,244名 12.4%
第125回目 67,323名 26,869名 40.0%
第126回目 69,100名 14,857名 21.5%
第127回目 66,838名 21,653名 32.4%
第128回目 52,546名 18,299名 34.8%
第129回目 64,052名 28,489名 44.5%
第130回目 53,404名 16,808名 31.5%
第131回目 48,341名 14,834名 30.7%
第132回目 61,796名 14,149名 22.9%
第133回目 57,898名 27,538名 47.6%
第134回目 42,703名 5,920名 13.9%
第135回目 60,377名 13,601名 22.5%
第136回目 55,960名 23,254名 41.6%
第137回目 40,330名 13,958名 34.6%

受験者の数も合格者の数も、そして合格率もさっぱり安定していないのが、ちょっと見ただけでもわかるのではないでしょうか。資格の試験の中には、受験者や合格率についてあまり変化が見られなかったり、増えたり減ったりといったはっきりとした傾向が見られたりする種類もありますが、それらに比べたらこと簿記2級試験の傾向は無秩序といってもいいくらいです。

合格率・難易度の激しい上下を見越して受験に臨む

実はこの点が、この試験の難易度を高めに、そして厄介なものにしているといってもよいでしょう。簿記試験はもともと(2級だけではありませんが)運や偶然の要素があることが指摘されてきました。受ける人数が激しく変わるだけではなく、実は試験問題の難易度にもムラがあることは否定できません。

この5年間でも10%台に落ち込んだことが2度あったいっぽうで、40%を超えてしまったことが4度もあります。難易度がとても高いときにぶつかってしまったら、率直なところ「ツキがなかった」と思う必要はあるでしょう。

しかし、ある程度難易度が高い場合でも対応できるような受験対策は、しておくべきでしょう。こうした事情を考慮すると、簿記2級の受験者はやはり近年の傾向をよく押さえながら勉強していくことが望ましいといえます。

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