簿記2級の合格率があらわす難易度の実際

合格率から見る簿記2級の難易度

簿記2級試験に受かる道はじゅうぶんに確立されています。
しかし試験の難易度が楽だとはちょっといえません。簿記2級の試験の合格率をよく観察すると、その難易度の具体的な目安もわかるかもしれませんね。

ここでは、過去5年間の日商簿記2級試験(1年に3回試験があるため、合計で15回分)の合格率を引用したいと思います。

近年の簿記2級合格率

受験者の数 合格者の数 合格率
140(2015.6.14) 62,473名 16,395名 34.5%
141(2015.11.15) 76,207名 7,042名 11.8%
142(2016.2.28) 90,693名 10,421名 14.8%
143(2016.6.12) 58,198名 11,424名 25.8%
144(2016.11.20) 72,408名 7,588名 13.4%
145(2017.2.26) 78,137名 15,075名 25.0%
146(2017.6.11) 58,359名 20,790名 47.5%
147(2017.11.19) 63,757名 10,171名 21.2%
148(2018.2.25) 65,560名 14,384名 29.6%
149(2018.6.10) 52,694名 5,964名 15.6%
150(2018.11.18) 64,838名 7,276名 14.7%
151(2019.2.24) 66,729名 6,297名 12.7%
152(2019.6.9) 55,702名 10,666名 25.4%
153(2019.11.17) 62,206名 13,195名 27.1%
154(2020.2.23) 63,981名 13,409名 28.6%

参考:商工会議所の検定試験

受験者の数も合格者の数も、そして合格率もさっぱり安定していないのが、ちょっと見ただけでもわかるのではないでしょうか。

資格の試験の中には、受験者や合格率についてあまり変化が見られなかったり、増えたり減ったりといったはっきりとした傾向が見られたりする種類もありますが、それらに比べたらこと簿記2級試験の傾向は無秩序といってもいいくらいです。

合格率・難易度の激しい上下を見越して受験に臨む

実はこの点が、この試験の難易度を高めに、そして厄介なものにしているといってもよいでしょう。

簿記試験はもともと(2級だけではありませんが)運や偶然の要素があることが指摘されてきました。
受ける人数が激しく変わるだけではなく、実は試験問題の難易度にもムラがあることは否定できません。

この5年間でも10%台に落ち込んだことが2度あったいっぽうで、40%を超えてしまったことが4度もあります。
難易度がとても高いときにぶつかってしまったら、率直なところ「ツキがなかった」と思う必要はあるでしょう。

しかし、ある程度難易度が高い場合でも対応できるような受験対策は、しておくべきでしょう。

こうした事情を考慮すると、簿記2級の受験者はやはり近年の傾向をよく押さえながら勉強していくことが望ましいといえます。

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