なぜ、簿記2級が必要なのか

みなさんは、何故、日商簿記2級を取得しようと思ったのでしょうか。

実は私も、4月の配属直後に上司から「年内に日商2級は取っておくように」と言われたため日商簿記2級の勉強を開始したのですが、何故3級ではなく2級なのかなど、当時は2級を取る理由を理解してはいませんでした。

みなさんは日商簿記2級試験の取得を目指しているでしょうから、その理由も理解されているかと思います。しかし、未だ取得級を3級と迷われている方もいることを想定し、日商簿記2級を取得する意味と意義をお伝えします。

2級は株式会社に適用したレベル

日商(日本商工会議所)によれば、3級は『財務担当者に必須の基本知識が身につき、商店、中小企業の経理に役立つ(後略)』と基準を定めています。

一方、2級の基準は『高校程度の商業簿記および工業簿記を修得している。財務諸表を読む力がつき、企業の経営状況を把握できる。(中略)株式会社の経営管理に役立つ』としています。

ここで注目したいのが、3級の取得対象を「商店や中小企業」としているのに対し、
2級は「株式会社の経営管理」にしています。

つまり、3級で得られる知識は個人商店レベルであり、株式会社における経理の実務で必要なのは2級レベルの知識であるということなのです。

ゆえに、一般企業への就職や転職において有効に機能するのは「日商2級」という資格であり、企業も2級でなければ戦力となる会計知識を持ち合わせているとは見なしてくれないのが現状です。

ちなみに、私の会社は繊維メーカーであり、原材料を仕入れ繊維として加工し販売しています。そこには商業簿記のみならず、製造における会計処理を行う工業簿記の知識が必要であり、それは3級では得ることができないのです。

もし、みなさんが何らの製造メーカーへの就職や転職を希望し、そのために簿記資格を取得するつもりならば、是非、日商簿記2級資格の取得を目標にして下さい。はっきりいって、3級は一般企業に響く資格ではありません。

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